Xcode4から、入手先がAppStore経由でのダウンロード方式に変わったわけですが、これで見事にハマりました。
正確にはXcodeではなくAppStoreなんですが。

Xcode4.2にアップデートしようとしたものの、1.8GBもあるファイルを一気に落としきれず、一旦中断。
ダウンロード途中のファイルは一時フォルダに格納されてレジューム状態に入るため、再開すれば中断した状態からダウンロードが再開される・・・はずだったんですが、これがいつまでたっても再開しないのです。

AppStoreを立ち上げ直したり、アカウントをサインアウト&サインインしてみても効果なし。
AppStoreのメニューには[Store]→[ダウンロードが完了していない項目があるか確認…]という、いかにもそれらしい項目は存在するのですが、こちらをクリックしても「全てダウンロードされています」と表示されるだけ。

諦めてXcode4.1で開発続けようとも思いましたが、残っている作業はiOS5での実機テストだったので、SDKがないことにはインストールもできません。ほとほと困ってしまいました。

で、ひょっとしたらレジューム状態の一時ファイル消しちゃえばいいんじゃない?と思いついたわけです。

結果的にこれがアタリだったわけですが、まず一時ファイルの格納先がわからず調査。
するとAppStoreにデバッグモードなんてナイスなモードが存在することが分かりました

Where does the Mac AppStore download temp files to
http://www.ryanragle.com/index.php?/site/comments/where-does-the-mac-app-store-download-temp-files-to

具体的には、ターミナル上から「defaults write com.apple.appstore ShowDebugMenu -bool true」と叩いてからAppStoreを立ち上げると、メニュー最後尾に「Debug」が追加されます。ここから「Show Download Folder…」を選択すると、ファイルの格納先が表示されます。私の環境では「/private/var/folders/0s/[英数字の羅列]/C」というパスでしたが、このあたりは環境によって異なってくるかと思われます。

で、そのフォルダ直下にあった「com.apple.Xcode.501」フォルダをまるっとゴミ箱へ放り込み、AppStoreを起動します。
すると「アップデート」のアイコンに「①」というバッジが表示されており、クリックするとXcodeがダウンロード開始をゼロの状態で待ち受けていてめでたしめでたし、というわけでした。

ちなみにインストール完了後、自動的にXcodeが4.2にアップデートされるわけではなくて、アプリケーションフォルダにある「Install Xcode.app」を起動することでXcode 4.2への更新が始まります。なんで?って感じなんですけどね。恐らくはAppStoreのレジューム機能を活用したかったのではないかと邪推するわけですが、それにしても直感的でないですよね。アップルらしくないというか。

投稿者 webmaster

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です